今必要な人材育成
自ら動ける社員を育てよう。
ビジネス環境の変化が激しい現代、これからの人材育成はどうあるべきか。
従来の人材育成
高度成長期の人材育成は、新入社員が一斉に入社しOJTと集合研修により、一人前に育てあげるものでした。
職場で働きながら仕事を覚える方法。先輩社員の指導を受けながら実績を積み、ある程度のところで仕事を引き継ぐという形で、できる仕事の領域を広げていくこと。
職場を離れて研修の場で学ぶこと。具体的な業務のやり方ではなく、ビジネスの概念やマナーを学習したり、新入社員や中堅社員などの階層別、職種別に求められるスキルを習得するもの。
時代が変わり、情報化がすごいスピードで進み、過去の経験や成功事例などの陳腐化が速くなりました。
これから企業が勝ち抜いていくには、スピーディに新しいタイプの人材を育成することです。
これから求められる人材像
「自ら新しいビジネスを作り出していける人材」
社員がもともと持っている資質を活かして、新しいものをどんどん生み出していくことを社員一人ひとりが認識して、実現する。
自ら動ける社員を育てるには
社員本人の強みや得意なことを伸ばし、資質や特性を徹底的に活かせる業務を、責任を与えて遂行させる。
人間は好きなことや得意なことは努力してもつらく感じないものです。
そして社員のモチベーションを向上させる。昇給や昇格などの目に見える部分ももちろんモチベーションとなりますが、社員が希望する配置転換やキャリアを実現させることも大きなモチベーションアップにつながります。
会社の人事方針を押し付けるのではなく、社員の希望を聞き入れることがモチベーションの維持向上につながります。
しかしそうは言ってもなかなか部下は思い通りに動きません。
これは部下だけの問題ではなく上司の課題なのかもしれない。
部下の対応スピードを向上させよう
円滑で質の高いコミュニケーションをとる。
上司の指示を受けてから必要最低限のことしか行わない部下は自分で考えず、上司に依存している状態である。
これは上司が部下の意見を傾聴していない場合が多い。
このようや状態では部下は「どうせ上司が決める」と思い自ら考え行動しなくなる。
これは部下の育成だけではなく、業務においても問題が生じるであろう。
有能な上司が過去の経験をもとに方針を決めても、現状にそぐわないことは頻繁に起きる。
一方で現場や顧客に近い部下の方がニーズや市場の変化に早く気づくこともある。
上司が部下のもっている最新の情報を吸い上げそれを判断材料に加えることにより、環境の変化により適した判断を下せるのである。
そのためには部下とのコミュニケーションの質を高めることが必要です。
相手の意見も取り入れ、自分の考えを更新することが大事。「部下に言われて意見を変えるのは、上司としての威厳が損なわれる」といった考え方を捨て、部下の意見を取り入れる柔軟性を示すべきである。
新しいアイディア、イノベーションを部下から引き出すには、フラットな組織づくりが大切。部下同士の間で日常的に活発な意見交換が行われない状況にあると、生産的なアイディアも生まれない。
こよ状況ではイノベーション以前の問題がである。
部下たちが蓄積した情報をチーム全体で共有し、共有した情報をもとに部下たちが考え、意見交換し新しいアイディアへと昇華させなければいけない。
ひらめきというのは何気ないコミュニケーションの積み重ねから生まれる。そのためにはフラットな組織づくりが大切。
部下の成長をさらに促すには、部下を一個人として尊重し、長所をみつけること。
当たり前だが、成長に個人差があり、成長のスピードや得意分野、適性も異なっている。
一人ひとりの異なる可能性を信じて、長期的な視点で育成することが大切である。
部下の言葉に傾聴するだけでなく、言葉以外の態度や様子からも、その心持ちを汲み取るようにすれば、部下は自分自身の存在価値を実感できるようになり、長い目で見た育成にも繋がる。
今の時代に必要なのは、部下を下から支えるリーダーです。
リーダーは権力的なリーダーシップはとらず、部下を尊重し支えることが大切です。
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